高校選びから勝負は決まっている!?国公立大学に強い高校とは?【知多・公立高校】
国公立大学に強い高校とは?
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秋は受験で一番大事な時期
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき
物悲しい秋がやってまいりました。 受験業界にとって秋とは勝負の季節であります。 物悲しいなんていってられませんね。
高校三年生にとっては中だるみしやすく、また周りの推薦も決まっていくため、 メンタル面で不安定になりやすいですし、 高校二年生なら文化祭や体育祭を終え、本格的な受験勉強を開始するころです。
いわゆる東大京大をのぞいた旧帝大クラスをめざすなら、 約8割が受験校を決定しているというデータもありまして… 弊社のある知多半島は受験生の動きが半年ほど名古屋とずれていますので、 実際には4月から6月の間に志望校を決めることが多いんですけどね。
数学の出来不出来が国公立を目指すかどうかの判断基準
この意思決定というのはどうやってなされているか 私立文系か国公立文系かの分かれ目というのは一言で言ってしまえば、 「数学ができるかどうか」にかかってくるのです。 知多半島の高校で言えば、「大学受験といえば国公立!」と息巻いているところは 半田高校、横須賀高校のいわゆる二強に限られるといっても過言ではありません。
過去三年間の合格実績を見てみましょう。データ提供元はGAKUSHO様からです。
表1.過去三年の国公立大学数の遷移
ここでは半田高校、横須賀高校、東海南高校、半田東高校、阿久比高校、大府高校を6強として国公立大学合格者を表にまとめてみました。合格者数でみると阿久比高校と常滑高校を入れ替えてもいいのでは?という意見もありそうですが、阿久比高校は常滑高校に比べ上位校に合格する総数が多いため、数は少ないながら阿久比高校を6強に加えました。
これを見ると単純な国公立大学者数では半田高校、横須賀高校で8割弱の合格者数を出していることがわかります。また、東海南高校が半田東高校にここ二年実績で抜かれていることも特筆すべき点です。単に国公立大学に入りたい、という点においては半田東高校はお買い得であるといえるかもしれませんね。また大府高校が阿久比高校と比べて際立った成績を残している点も見逃せません。
半田高校、横須賀高校の二強
実際は推薦などもあるため一概にいうことはできませんが、それを踏まえても、東海南高校から大府高校の合格者数を足しあわせて、やっと半田高校、横須賀高校に太刀打ちできるかどうか、という様相となっています。この二強の牙城はやはり名門の名をほしいままにしていますね。下記東海南高校から大府高校までを足しあわせたものを知多連合として過去三年間の実績をグラフにしてみました。
グラフ1:知多6強過去三年実績
巷では、横須賀高校が不調だ、と揶揄されていますが、H24(平成24年)において横須賀高校が実績を伸ばした、と見るのが妥当でしょう。H22年(平成22年)においての合格実績は151人であり、平均的に140人プラスマイナス10人が例年の実績とみていいのではないでしょうか。東海南高校は自由な校風が背中を押し、一般受験を避け中堅私立への推薦を好むと言われることが多いですが、国公立に対する意識は上昇トレンドにあるとみていいと思います。
「何がなんでも国公立だ!」なら…
「何が何でも国公立だ!」という人にとっては、半田高校、横須賀高校、また半田東高校、東海南高校の上位層にいる必要があるということが今回の調査で分かりました。したがって過去三年分のデータによれば、国公立大学に強い高校というのは下記の順番になります。
1 | 半田高校 |
2 | 横須賀高校 |
3 | 半田東高校 |
4 | 東海南高校 |
5 | 大府高校 |
6 | 阿久比高校 |
さて国公立大学といってもレベルはまちまちですね。明確に志望校が決まっている場合はこのデータはほぼ無意味となってしまいます。そこで、次の記事では国公立大学の内訳からライバルと言われている高校を分析していきたいと思います。ちなみにですが、この記事の最終的なゴールといたしましては国公立大学を受験したい高校生に向けて、高校別のアドバイスを送られたらな、とおもっています。