必見!地頭を鍛える方法とは? | 半田、阿久比の学習塾 レッツ

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必見!地頭を鍛える方法とは?


[ 2013年6月24日 ] [ jukucho ] [ blog ]

1976年以来、たくさんの子ども達をみて来ました。小学校低学年で素地が備わっている子は、気をゆるませない限り概ね大成します。また、並の子でも、言われたことや課題などをこつこつとやりこなしてゆく子は突然化けます!どうか長い目で見てあげてください。今回は幼児期から小学校低学年の内に鍛えておけば、概ね地頭が良くなるであろう方法をお伝えします。

地頭力のうち、国語力についての問い合わせが増えています。

そちらの記事は、

幼児期・小学生で最もリターンのある教育投資は「国語」

に詳しく書かせてていただきました。

なにはともかく集中力

まず、地頭を鍛えるには集中力を付けることが第一です。幼い時は外遊びをしっかりします。また、ブロックや折り紙遊びもしましょう。読み聞かせも大切ですよ。文字が読めるようになったら本を好きにさせましょう。また、具象物(そろばんがいいですね)を使った計算練習もしましょう。3次元の世界での事柄に夢中で取り組む素地を作ることが大切です。夢中になるという状況に慣れていくのです。

外遊びも大切です

へぇ!地頭とどんな関係があるんじゃい?と、突っ込まれそうですが、屋外には情報が一杯あります。空の色や木々の緑一つとっても色々な色があります、風の種類、鳥の鳴き声、色んなモノの感触やニオイ。そうお気付きですね、感性五感を磨くには屋外が一番です。幼児期に色々な対象物を観察することは、知的好奇心とどんな環境においても集中出来る力を育む練習場です。将来、文章を書く上にも色彩感覚あふれた文章が書けるようになります。知らないものは知識にしかなりません。虫と遊んだことがなければ、「ふーん」で終わることも、一夏お父さんとカブトムシを取りに行けば、「夜行性」や「頭、胸、腹」などを実際に体験することになります。この状態で学校の授業を受けると、「そうだったんだ!」という感動が生まれます。そのため、定着しやすいですし、なにより学ぶ楽しさを感じることが出来ます

ブロック・折り紙とは?

ブロックや折り紙は数学的頭脳を作る遊びです。実際にレゴブロックなどで子供と遊んだ経験のある方なら、ピーンと来ましたね。たとえば、自動車を作ろうとしたら。自動車の形を考えたり想像しなければなりませんね。絵画は二次元ですが、ブロックや折り紙は三次元の世界です。『ここに出っ張りを付けたいんだけど、大きさや高さはどの位にしたらいいのかな…』などと考えながら想像力をふくらませてゆく。これが、複雑な立体図形も頭の中で想像できる力を作る。慣れてくると頭の中で回転させることも出来る。数学ばかりではありませんよ、三次元脳が理科にも役立つのです、例えば元素のモックアップも頭の中で想像できるし、回転させることだって出来るのです。折り紙は三次元だけでなく、限られた大きさから具象物を作るというアルゴリズムを養うのにとても優れた遊びです。次の手を読むではないですが、あの形を作るにはどこをどうやって折れば出来るんだろう…など正に逆から計算してみたり白紙に戻したり想像したり二次元三次元総動員! 「平面図形はある程度理解できるんだけど、立体図形になると…」こんな言葉を発する中学生以上の方、ブロックや折り紙で遊ばずに、デジタル機器でゲームばかりやっていませんでしたか?(絵画は2次元ですが… 決して絵画はダメといっている訳ではありません。3次元を2次元で表現する訳ですから、かなり頭脳を使いますから)

読み聞かせ・読書

読み聞かせの効力は、美しい日本語で書かれた童話や物語を読んであげることで、喜怒哀楽を感じたり、知識を蓄積したり、想像力を働かせることができると共に、親子の絆も同時に深めてゆきます。読書はテレビや映画と違って自分の理解のスピードに合わせた、押し付け、一方通行でない情報を得ることが出来ます。読書の物語は場面や情景またその背景といった出来事を想像しながら読み進めます。説明文は自分の未知の領域を読み解きながら理解しながら読み進めてゆくことで、知的好奇心が養われます。また他の人の人生、考え方を疑似体験できます。読書習慣がある子とない子では擬似的とはいえ、人生経験は何倍もにひろがってしまいます。

そろばん

日本のそろばんは五珠を発明したことで、より速く正確に計算できるようになりました。社会ではそろばんは不必要になりましたが、文科省は、日本人があまりにも計算力が劣ってきたので、そろばんを復活させました。そろばんを習ったら、しっかりした指導の下で珠算式暗算を習得してください。珠算式暗算というのは、頭の中に「そろばん珠」を浮かばせ計算する方法です。いとも簡単に暗算でスラスラ計算できるようになります。こうなると一生計算には困らなくなります。私も幼い頃からそろばんを習っていたお陰で、今まで計算で困ったことは一度もありません。また、MS-DOS時代にソフトを作っていましたが、64KBというメモリーの制約上でソフトを書かなければならなかったので暗算がとても役に立ちました。また、数字に強かったのでRAM上の何番地に何を書いたか大体記憶出来ていましたので、バク取りの時ずいぶん助かりました。当時はLattice-CかM-BASIC。一部ラインアッセンで書いていました。懐かしいナ~。そういえば(以下略) 外国人の方の前でやるとまず、びっくりされますよね。みなさんも経験ありませんか?”Holy Shit!(なんてことだ!)””amaaaaazing!!(うそーーーー!?)”と。Barとかで一緒になった時、割り勘の額を一瞬でだすと間違いなくこの反応です。一回試してみてください。

集中力の正体

頭脳にとって集中力が大事ですよといったら、「うちの子は、ゲームやっているときはすごいよ、あれだけ集中力があれば安心だよね!」と、いう冗談をよく耳にします。また「あの集中力を勉強に生かしてくれれば…」というおはなしもたくさん聞きます。世の中のお母さん共通の悩みですよね(笑)果たしてそうでしょうか…これって「集中力」ではなく、「中毒」ではありませんか。小学生の時期は、脳にとってとても大切な時期です。今の世の中の流れで「ゲームをやるな」とは言えません。できたら、ゲームで遊ぶ時間を出来る限り少なくして時間にメリハリを付けてあげてください。刺激に対して反応している状態に脳が暴露され続けられると、中毒状態に陥ります。これを逆手にとって「作業興奮状態」をわざと作ることで集中力を高める方法もあるにはありますが、それはまた別のお話。 で、ゲーム中、確かに集中しているように見えますが、お母さんたちが欲しかったのって集中力だけでしたっけ?…できれば思考力も…育ってほしいとお考えではないでしょうか?勉強においては、思考力と集中力がどっちもパワー全開のときこそ、理想の状態です。「しっかりと考えている」状態です。するとゲームをしている状態は「反応している」状態とはなりませんでしょうか。「人は考えることを避けるためには、どんなことでも考える」というように慣れていないと考えることは難しいものです。逃げたくなる気持ちもわかります。 しかし、幼い時こそ、時には心を鬼にして自制させ、分からないことは常に考える習慣が出来るようにしておきたいですね。自我が目覚めないうちに鍛えておけばそれがお子さんにとっての癖になりますので、ゲームはやりっ放しにさせない、など家庭でのルールを取り決めてみてはどうでしょうか。ゲームはうまく使えば自分との約束を守る練習にもなるのです。 なんだかゲーム批判になってしまいましたがやっぱり昔から続いてるものには理由があり、だからこそそれが社会から応援されてずっと続いてきているのでしょう。幼児教育、英才教育も大事ではありますが、今一度、こういった手と時間のかかる教育法に付いても見直す波が来ているように感じています。  


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