ブータン王国僻地農業支援に行ってきました
農業支援で村が豊かになった
私の所属する半田ロータリークラブが一昨年度(ロータリクラブは7月~翌年の6月までが年度)行ったブータン王国への農業支援で、農地の回りに電線を巡らしソーラパネル+蓄電池で電流を流して獣害から作物を守る施設を作ったところ、収穫が170%アップしたのです。家事で消費するのが主な用途だった農作物が商品作物として他の村や町に売れるようになったのです。
ブータンには各村に青年農業共同体という組織があり当時は17名の部員だったのが、経済が潤ってきたことで町から村に若者が戻ってきて53名に増えたという現象が起きたのです。
その結果を受けて半田ロータリークラブとブータン唯一のロータリークラブのティンプーロータリークラブと共同で国際ロータリーからグローバル補助金を使った規模の大きな事業をすることになったのです。
一昨年は陸路・今回はヘリコプター
今回は僻地(へきち)農業支援と言うことで、20kmにおよぶ電線で農地を囲むことになったのです。それと温室やトラクター2台と運搬車両1台はインドから運び3つの地域(Zhemgang・Trongsa・Chhukha)に支援活動したのです。
我々半田ロータリークラブからは11名が手弁当で出かけ、3つの班に分かれて行動しました。
私は一番遠いZhemgangへ行くことに、陸路で行くと山道を自動車で14時間かかるというのでヘリコプターをチャーターして行きました。(一昨年は山岳地帯を陸路で2泊3日の大変な旅だったそうです)嬉しいことにヘリコプターのチャーター代は半田ロータリークラブのメンバーがドネーションしてくれました。
到着すると、村では盛大に式典を開いて歓待してくれました。セレモニーが終えると、ミルク茶を振るまわれ民族舞踊を延々1時間あまり…昼食を振る舞われましたが、現地の人は「食べろ食べろ」と言いますが、すべてが香辛料と油でからめてあって口に合いません。しかも、川魚は細かく口に入るサイズにはなっているのですが骨が…鶏肉もしかり骨が…牛肉はビーフジャッキのように固く(多分干し肉かな?)でした。ご飯はインディカ米でパサパサします。現地の人は指を使ってうまく食べますが、我々にはフォークを用意してくれました。
別の班は県知事までも挨拶に来て歓待を受け、また別の班は寝る場所が粗末で虫と共存した(笑)と言っていましたが、やはり料理はなじめなかったようで、みなさんThimphu(首都)に帰ってから下痢や腹痛に悩まされることに。
正露丸も秘伝の薬も役に立たずで、トイレの回数は増すばかり。ハンディウオシュレットを持っていって良かった。PRじみた話になってしまいますが、パナソニック製のウオシュレットはタンクの他にペットボトルが使えるのでずいぶん助かりました。タンクでは容量が足らないくらい水を消費したからです。(帰国後一週間は不調でした!)
今後の僻地の経済を考える
この事業を通して思ったこと:今回の支援は援助だけではなく、一昔のODAのように機材などを送ったら完了で故障したら放置などしないように、政府の役人が村民に機械の操作だけでなく機械の仕組みや故障した時の修理の仕方を指導し、遠く離れた町に行かなくても修理できるようにメカニックも養成することになっています。それにより自動車の整備も出来るようになります。
この村に新しい職業も出来、農業分野ではない雇用も促進され経済の歯車はうまく回っていくでしょう。ただ、この村の村長から「他にも貧しい村があり、その村も支援して頂けないか…」という旨の書簡を受け取りました。我々の支援にも限度があり、すべての村を支援することは不可能です。
今回の農業支援でより広い農地から豊かな農作物が収穫されれば、この村の経済はもっともっと発展してゆくと思います。ただ、農業支援で持てる村と持たらず村との格差はどのように解決してゆくのかが、現地での課題となるのではないでしょうか。潤った村が持たざる村を援助してwin-winとなるのが理想だと思いますが、世界の歴史を紐解くと、富が生ずるところには往々として階級闘争が起きています。ただ、ブータンの国民性は穏やかなので階級闘争や経済格差による治安の悪化などが起きないことを期待するばかりです。
詳しくは2018年10月27・28日 WFF(国際ロータリー第2760地区ワールドフード+ふれ愛フェスタ)名古屋・栄 久屋大通公園もちの木広場、希望の広場 で展示されます。https://www.rotary2760.org/wff/
ヘリコプターに乗ってサイコンをGARMINに決めた!
自転車のお話です:使っているiphone5のUSA版SIM FREE+STRAVAで記録を取っていたのだが、iphon5がいよいよダメになりそうなので、本格的なサイクルコンピューターを購入することで悩んでいた。新興LEZYNEかWahooそれとも大御所GARMINか!
私的にはLEZYNEが高コスパで本命にしていたのだが、乗ったヘリコプターにGARMINのGPS航路コンピューターが付いていた。しかも、パイロットは目視+GARMINで安定した操縦だった。そこで心がぐらついて価格的にもリーズナブルなGARMINのEdge520Jに決めた(いつものプロショップも一押しとか言ったので)。
しかし持っている腕時計式心拍計はBluetoothで同期を取る仕様なのでANT+のGARMINでは使えない。心拍計は私の嫌いな通称チチバンドというベルト式のものを胸に巻いて走ることになってしまった。これが、また面倒で出かけようとしてアッ!心拍計をしていなかった。服を脱いで水でしめらせて巻き付けて出発。夏ならまだしも気温が低いと冷たいのねー!
こんな状態が続くと、近い将来GARMINのSmart Watchを購入することになるのだろうなと、GARMIN地獄へと落ちてゆく自分が見える今日この頃でした。
11月20日追記:先月22日迷いに迷って、GARMIN vivoACTIVE3 SlateというSmart Watchを買ってしまった。いままで腕時計をする習慣がなかったのにかかわらず、今では毎日運動のログを取っている。いすに座り放しだと「MOVE!」と運動を催促する。Edgeとの連携も、もちろんスムーズで購入してとても満足している。今まで使っていた腕時計式心拍計Mioアルファ2はローラー台で漕ぐ時に使用している。