なぜプログラミングの本を出版したのか
ソフト開発から足を洗ったつもりが
2022年から高校で「情報」が教科として、2024年の大学入試共通テストに「情報 Ⅰ」が必須になるという記事に出会いました。
教育に携わる者として何か役に立てないかと、「昔取った杵柄」だれにでも分かるプログラミングをやってみようと思いたったのです。
数年ぶりにC++を引っぱりだしたものの、初心者にCとかC++は敷居が高すぎて理解が難しいのではと考え、
AIや機械制御が得意だと言われるPythonに行き着いたのです。
オー!なつかしいLOGO
しかも以前教育的効果のあると言われたLOGO言語の発展版ともいえる
turtle graphic(タートルグラフィック)がモジュールとして同梱されている。
それを使ってプログラミング的な考え方を身に付けられるような教則本を書こうと思ったのです。
とにかく、短いコードでビジュアル的にも変化があり動きのある、
誰にでも分かるプログラムに仕立ててみようと考えました。
ロボットを使えばその時は楽しいだろうが大多数が「楽しい・楽しい」で終わってしまうし、
プログラミングではなくオペレーティングではないだろうか?
将来ロボットの操縦士を目指すのならアリだけれど、
プログラミングの考え方を身に付くのかどうかは疑問が残る。
ルーチンブロックをペタペタ貼って走らせるプログラミングではエラーが出ない。
脳の成長は「なぜエラーが起きたのか」を検証することではないだろうか。
エラーが出ることで、「なんで?」と考える力が養われるのだ。
そこで、コードを書いて画面上で「カメ」を操縦すれば、「二次元内の機械制御の仕組みが分かるはずだ。」と考え、
「かめののろい」を書くことにしたのです。
ところが!
出版して、ある方から「子供と一緒にやったんだけれど、うまくできない!?」との意見を頂いた。
よくお話しを聞くと原因が…
キーボードの文字は大文字で表記してあります。そうなんです、お分かりですね。
コードは小文字で書きます。
「ガーン!」そうだったんですね。「小学生低学年では小文字が分からない」
そこで、もっと易しい表現でキャラクターを登場させてチョット文字の多い絵本のようなプログラミングの本を書こうと、今改編を模索中です。
それならレッツの講座にしよう!
1年間かけてレッツで「かめののろい」を講座として実験してみよう。
その後改編を出版してみようと思ったのです。
しかも小学2年生から受講可にしてみよう。
小学低学年がfor~ ・if 条件文・while 条件文 なんて書きながらプログラムする姿を…
なんと明るい日本の未来でしょう!
「明るい日本の未来に賭けてみよう!」と、壮大な夢を描いている今日この頃です。