集中力って!?
予備校担当でわかったこと
予備校の担当していた時、高校生を見ていて結構考えさせられた。
勉強で苦労している子は自学自習の習慣ができていない。何をやっても長続きしないのだ。
で、その子の過去を掘り下げて行くと、案外彼らの小学校時代に原因があったりする。
反対に難関校を受験する偏差値の高い生徒達に共通するものは、『集中力』。
難関校に合格してゆく彼らは、すごい『集中力』を持っている。
集中しているときは、こちらから何を話しかけても『馬耳東風』。
しばらくしてから 「あれ、先生何か言った?」と、くる。
『集中力』さえ手に入れば正に『鬼に金棒』
では、集中力って?
気持ちを静めて一点に気を集める力!言葉で言うのは簡単ですが、実行するとなると難しい。
でも、集中できること。例えば、好きなことなら…ゲーム・好きなスポーツ・漫画・アニメ…いっぱいありますね。
以前「うちの子は、ゲームやっているときはすごいよ、あれだけ集中力があれば安心だよね!」
と言うのを聞いたことがありますが、これは『集中』ではなく『夢中』と言います。
『集中』には努力が伴いますが『夢中』には努力ではなく楽しみが伴います。
ゲームはどちらかというと「反射神経」的な要素が…?
でも、『夢中』になる能力があれば『集中力』も養えるのではないでしょうか。
また『夢中』を『集中』に転嫁できる能力が備われば、すばらしいことです。
ただいつも適当に過ごし「こんなもんで良いだろう」的な考えを持った子供は要注意。
年が大きくなるにつれ『集中力』から遠ざかって行きます。
そうなるといつまでも自学自習とか自主学習が出来ない人になってしまいます。
幼児期・小学校低学年で習い事を極めよう
逆に例えばこんな経験をした子供
「分からないことが努力して分かった喜び」←自分で物事を突き止める事が出来たときの喜び
「人とは違ったことで優位に立てた」→優越の喜び
「練習に練習を重ねて→曲が弾けるようになった・検定に合格した」←努力に比例した喜びを感じる
習い事が『集中力』を養うとよく言われますが、こんなところにあるかもしれません。
今までの経験上
何か一つでもやり遂げた経験がある子供は『夢中』から『集中』に転嫁できる能力があるようです。
幼児小学生の時期は、脳にとってとても大切な時期なのです。
「鉄はは熱いうちに打て」逆に「老木は曲がらぬ」ですね。