義務教育でもプログラミング授業?
文科省が将来を見据えて、IT立国としてIT技術者の養成をもくろんでいるのでしょうか?答えは「YesでもありNoでもあります?」
「Yes」:これからの社会はIoT(Internet of Things:物がインターネットにつながっていて双方で情報を交換して作動)になる。そうすると将来IT技術者の絶対的不足が起きる。また、世界で活躍できるIT技術者の養成を多少なりとも考えているのではないでしょうか。
アメリカやイギリスはラズベリーパイという、かわいいコンピュータでプログラミングの授業をしていて、それなりの成果が上がっていると、聞いている。
「No」:ますますグローバリゼーション化する世界の中で戦えるように「問題解決の糸口」をさがしたり、「効率の良いアルゴリズム(計算手順)」を考えることが大切。また、論理的思考能力も養える。そんな脳を作るにはプログラミングの考え方が役に立つ。←元プログラマーの私が言うので間違いない。しかし!
でも、どんな方法でするのかな?
コンピュータ言語を教えるのではなく、どんな教科でも良いのでプログラミンの考え方を教えれば良い。てな資料がここにあります(資料)私もこれに目を通したのですが、やたら現実離れしたことが書いてあり、現場の先生はさぞ困るだろうなーと思います。例を挙げると、算数では正多角形の書き方をICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)で指導とありますが、それを走らせるプログラムは誰が書くんでしょうか?(PR:拙著のpythonプログラミングスクール「かめののろい」に偶然にもこのプログラムが載せてあります)
音楽や理科についても誰がプログラムを書くのでしょう?スクラッチのようなルーチンブロック(ある動きをするプログラムのかたまり)をペタペタ貼ってプログラムを完成させるお遊びプログラミングでお茶を濁すのでしょうか?小学校低学年ならこれでも良いでしょうが、中・高学年にはもっとキッチリ教えてあげたいと、思いませんか。
また、エラーが起きないルーチンブロックでは、深く考えずペタペタ並べて行く子供もいるでしょう。
総合的な学習の時間にいたっては、情報に関する探求的な学習・プレゼンテーション←パワポ?のくだりがあるが、これはプログラミングではないでショ!
もし私なら小学校にも英語教育が導入されたので、英語に親しむためにも中・高学年には、プログラミング言語でコード(命令)を書かせます。
指針には「言語の習得ではなく」とありますが、{ や[ で命令系列を括らないPythonやBasicに似たHSPなら簡単に教えられることが出来るのではないでしょうか。
現場の先生が苦手なら外部から招聘すれば良いわけで、英語の授業も実験的に外部から招聘している自治体もあると聞くので…国も生産性のない老人に金を使うのではなく、これから社会を担っていく人材の教育に金をかけるべきです。これたたかれるかなー
※Python(パイソン:1994年グイド・バァンロッサムさん発案)・HSP(ホットスーププロセッサー:1995年おにたまさん作)
蛇足:レッツで使っているフラッシュ暗算はHSPで作りました。
とてもわかりやすい言語で、10日前後で作ることが出来ました。おにたまさんに感謝。
で、決めました。会社内で5:1で却下されたアレを
このきっかけとなった事 そうですプログラミング教室です。リスクが多いだの言っておれません。市井のプログラミング教室はロボット制御だなんて言いながら、ルーチンブロックを画面にペタペタ貼って動かすプログラミングが多い。この方法は教える方はわりかし楽で、教わる方はチョー楽しいですから…(先生がエラーで走り回る必要がない。というかエラーは起きない)
中にはC++でコードを書き込みますと言いながら、メモリーからプログラムを呼び出して、コピペして数値だけを入力して走らせるなんてなのもある。
チョット待ったこれではプログラミングの力はおろかプログラミング的な思考もつきません。
こんなのが増えたら、日本の将来暗い。一から考えるプログラミングをしなければ。
※当ロボット教室にもメニューとしてプログラミング・ロボコースがあるのですが、上に挙げたような指導方法なので私どもでは扱いません。
最初からコード(命令)で書きながらプログラムの仕組みを考え、ある程度メソッド(コマンド・関数・プロシジャ:言語により名前が違うので困る!
早い話がパソコンに命令を伝える言葉)を覚え、次の段階でパソコンから遠隔でラズベリーパイでPythonを使い電子工作物を動かす。
もちろん、すべてコードを書きながらプログラムし、プログラムミングの幅と楽しさを与えたいと思う。
プログラミングを学ぶと!
①論理的思考能力が身につく:思った通りに動くように順序立てて考える習慣ができる。
②効率的な計算手順が身につく:より効率の良いアルゴリズムを試行錯誤しながら考える習慣が付く。
③注意力が身につく:スペルミス、記号の付け忘れがあるとsyntax error(構文エラー)が出るので、注意して入力する習慣が付く。
④探求心が身につく:自分がコンピュータにやらせる仕事の命令語やその構文を探したり、調べたりする習慣が付く。
⑤向上心がつく:苦労して思った通りに動いたときの感動が成功体験となりやる気を起こす。
正直に言って個人差があるので、すべてが身につくとは言い切れませんが、興味が湧いてくれば上記能力は付くはずです。
新年度に向けラズベリーパイ&Pythonでのカリキュラムを完成させなければ。と、思う今日この頃です!