愛知県公立中高一貫校の準備ならレッツにおまかせ!
4月6日、愛知県から「県立高等学校への併設型中高一貫教育制度の導入の可能性の検討について」で、明和高等学校、津島高等学校、半田高等学校、刈谷高等学校の4校の敷地内に附属中学校を設け、中高一貫校にするという発表がありました。
【追記】2022年7月26日、愛知県への公立中高一貫校の導入が正式に決定されました。発表の内容を以下の記事にまとめましたので、こちらもご覧ください。
中高一貫校に進学するためには私立中学校と同じように、いわゆる「受検」が必要です。そのかわりに高校進学時には選抜なく附属高校に進学できます。
例えば、半田高校の附属中学校に進学することができれば、半田高校へ選抜なく進学が出来ます。
(従来どおり、半田高校に高校から入ることもできます。)
2025年の設置を目指しているということなので、現在の小学4年生が第一期生ということになります。
詳しいことはまだ決まっていませんが、他の都道府県ではすでに公立の中高一貫校は多くあり、愛知県への導入も他の都道府県をもとに進めていくことが予想されますので、愛知県の発表のほか、他の都道府県での実施状況などを参考に「公立中高一貫校」についてまとめました。
なお、各情報は2022年4月14日時点にレッツが調査した情報であり、決定事項ではないことをご了承ください。
なお、レッツでは、2023年春に県立中高一貫専門コースを開講予定です。
公立中高一貫校へ進学するメリット
公立中高一貫校に進むことは大きく3つのメリットがあります。
①高校入試を受けなくて良い
高校入試を受ける必要がなくなるため、大学受験や将来に向けて長期的な目線で余裕を持って学習に取り組むことができます。もしくは、部活や好きなことに打ち込む時間も作りやすいです。
②一人ひとりの個性を伸ばす指導が行われる
半田高校の「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」、刈谷高校の「文理融合探究」などの特色ある指導を中学生から受けられ、自分の興味関心を深めやすい環境です。
③大学受験の合格率が高い
高校受験がなく中学校と高校の学習の分断がないため、大学進学実績が高い傾向にあります。
また、現在大学入試改革が進み総合型選抜(いわゆる推薦入試)の比率が高まっています。総合型選抜に置いては、学力試験以外の要素も重視されるので、今後ますます特色ある指導が有利に働き、合格実績は高まっていくと予想されます。
私立の中高一貫校との違い
中高一貫校というと、私立を思い浮かべる方も多いと思います。どちらの方が優れているというわけではありませんが、いくつか違いがあります。
①選抜方法が異なる
まず、選抜方法が大きく異なります。私立中高一貫校の選抜は教科別の学力検査が中心であり、そこでは中学入試特有の「知識」が問われる問題が多く出題されます。その一方で、公立中高一貫校の選抜は、適性検査や作文、面接が中心であり、必要な知識自体はおおよそ教科書レベルですが、それをどのように活用するかという「考え方」が問われます。
②費用面なども含めて通わせやすい
中高一貫校であっても公立ですので一般的な公立中学校、高校と同様の学費で通わすことができます(愛知県においては公立であれば中学校も高校も学費は無料)。また、半田高校や刈谷高校は知多半島から通うのであれば、名古屋以北の立地が中心の私立に比べると通いやすいです。
③私立ほどの多様性はない
私立には女子校や男子校がありますが、公立の中高一貫校は共学です。また、私立中学校は先生の異動も少なく、学校ごとに独自の校風や教育方針が色濃くでますが、公立の中高一貫校はそこまでは学校の色はでません。
受検内容
公立の中高一貫校は間口が広い分、合格倍率も高くなる傾向にあります。例えば、東京都教育委員会によると、2022年度の都立中高一貫校の平均倍率は4.4倍だったようです。愛知県の私立中学校の倍率が例年1.5~2.5倍程度であることと比べても狭き門だということがわかります(もちろん、私立と比べると母数が大きくなりやすいので、その分倍率は大きくなります)。
公立中高一貫校の受検内容は、「適性検査」「作文」「面接」「調査書」で行われることが多いです。それぞれ説明します。
●適性検査
学力試験の代わりとなるものであり、配点も全体の7~8割と合否へ最も影響しますので対策のメインはこの適性検査になります。長い問題文や図表から必要な情報を読み取り、自分の考えをまとめて文章で回答する問題が多く出題されます。教科横断型の問題が多いのも特徴です。
例として、東京都立小石川中等教育学校の過去問を紹介します。
参考までに、リンクを載せておきます。問題文の長さや回答の記述の多さに驚かれるかと思います。
https://www.metro.ed.jp/koishikawa-s/guide/test.html
●作文
課題文を読み、それに関する自分の意見を、自分の経験や知識を踏まえて400字(原稿用紙一枚分)程度でまとめます。
●面接
学校によっては実施されませんが、個人面接、集団面接、グループワークなどが課される場合があります。
●調査書
小学校で作成される成績や出欠状況や活動をまとめた書類です。多くの場合は5・6年生の分が対象です。
小学4年生からするべき対策
結論から言ってしまうと、小学4年生の段階から過去問を解いたり暗記を一生懸命する必要はありません。計算力や読解力を中心とした基礎学力をしっかり身につけることと、世の中に対する興味関心を育むことが一番の対策です。また、学校の勉強も大切にしましょう。
●基礎学力を身に着けておく
- ・速く正確な計算力をつける
- ・一問一問じっくり考えるクセをつける
- ・算数は1学年先の勉強まで済ませておく
- ・速く正確に読む力をつける
- ・読解力や書く力を身につける
→中でも読解力を身につけることが非常に重要です。
●世の中に対する興味関心を育む
- ・親子で一緒にニュースを見たり、新聞を読んだりする
- ・植物の世話、お買い物、旅行など日常・非日常で“生”の体験を沢山する
→勉強と社会や生活との繋がりを体験的に身につけることが重要です。
●学校の勉強も大切にする
- ・苦手な科目(成績があまり良くない)の対策を行う
- ・教科書のコラムもしっかり読む
→調査書対策という意味合いもありますが、適性検査の勉強でできるだけ苦労しないよう、基礎力を身につけたいです。
レッツでは、無理なく県立中高一貫校の準備のための基礎学力が身につけられます。県立中高一貫校の準備の第一歩目は、まずレッツにご相談ください!
愛知県立中高一貫校の受検準備におすすめの講座
上に挙げた基礎学力をつけるのに最適な講座がレッツで受講できますので、県立中高一貫校を視野に入れている方は是非ご検討ください。また、県立中高一貫校でなくても基礎学力はますます重要になってきますので、受検を考えていない方にもおすすめです。
●そろばん…速く正確な計算力を身につける
→そろばんの詳細はこちら
●数検教室…算数の内容を速習する
→数検教室の詳細はこちら
●速読…速く正確に読む力を身につける
→速読の詳細はこちら
●論理国語…論理力と読解力を身につける
→論理国語の詳細はこちら
レッツでは、2023年春に県立中高一貫専門コースを開講しました!
ご興味のある方は、以下からセミナーにお申し込みください。詳細をご説明いたします。
今後、レッツでは愛知県公立中高一貫校に関する情報を収集し、常に新しい情報を皆様にお伝えしていきますので、引き続き、よろしくお願いいたします。