「相手は自分の鏡、他者から自分を知る!」セミナー開催。自分の隠れた欲求を探せ!
こんにちは、河合サテライトレッツ半田校です。去る7/14、8/3(補講)、「相手は自分の鏡、他者から自分を知る」セミナーを開催いたしました。先回のセミナーでは自分自身の価値観を探り、それによりやる気の導火線をさがすということをしました。今回は視点を変え、尊敬する他者から自分の隠れた理想像を探るという試みにチャレンジしました。講師はゆり先生です。
尊敬する5人
まず自分の尊敬する人を5人あげてもらいました。
- 家族
- 友達
- 歴史上の人物
- 先輩/おとな
- 後輩
この5人をまず直感で書いてもらい、どんなところが尊敬するところなのかなぁと考えてもらいました。ルールは誰にも見せない、ということ。見せてしまうと恥ずかしくなって本当のことが書けなくなってしまいますからね。みんな思い思いのことを書いていました。
尊敬ポイントを探る
次にその尊敬する人たちから共通の部分や、尊敬ポイントの優先順位などを考えてもらいました。これもみんなには秘密です。推薦入試を控えた子にはとてもいい自己分析の機会となりました。これは結構みんな枠いっぱいに書いてくれました。すこしふざけてしまった人もいましたが、自分が損をしてしまっているということにまだ気付けないのだと思います。無理矢理書くものでもありませんので、その時がきたら思い出してくれたらいいですね。
年代別理想像
つぎに将来の自分の理想像を考えました。20代,30代,40代,50代,60代,70代のなっていたい自分像を考えます。ここでみんな苦戦するのが、50代なんです。おそらく高校生にとって一番馴染みのない年代が50代なのでしょう。ひょっとすると魅力的な50代の方にお会いしていないのかもしれません(笑)というのは冗談ですが、絶対的に分母数が少ないですね。学校の先生ぐらいしか関わってないんじゃないかな?だから想像できないのだと思います。ひとりひとり、「この世代には関われていない」というのがはっきりわかる結果となりました。新入社員として彼らが会社にはいる時、部長クラスの年齢です。そりゃ、若者がわからん、おっさんわからん、となりますよね、そもそも関わっていないのですから。
さて世代ごとのじぶんの姿を想像した後は、自分の将来の職業を想像したり、職業を選ぶ基準をさがしたりしてみました。自分が職業を選ぶ基準BEST3を書いて、いざゲーム!同じグループで「さて私のBEST3はなんでしょう!?」とあてっこクイズをしていきます。これがみんな当たらない。「えー、そうなの?見えない!」「いやいやそのままでしょ!」というやり取りでお互いのことを深く知る時間になりました。
ここで活躍したのは半田高校のH君。目の前の子のBEST3を全て順番通りにあててしまいました!「えー、すごーい!」「将来、教師になりたいってさっき言ってたから」見事な観察力と推理力。
目的意識を持ってほしい
最後はゆり先生からの言葉。「私自身、高校時代にやりたい、こうしたい、という気持ちを封印してしまっていたのを思い出します。やっぱむりなんじゃないか、とか自分の気持ちにブレーキをかけていました。するとだんだん勉強もこなすという感覚になっていくんです。やっているけど入っていかない。集中しているようでしていない。ただやるだけ。だからやっても伸びない。だからみんなには『やりたい!』という気持ちを大切にしてほしいんです。そうやって目的を目指すという気持ちや、自分の気持ちに素直になること。これってすごく大事なことだって私は気が付いたのね。今日はみんなにそれを伝えたいと思いセミナーをさせていただきました。」
勉強もただ量をやればいいわけではありません。これは勉強だけでなく、全てに通じることかもしれませんね。目的意識を持ち、できるかできないかと考えるのではなく、まずやる、と決めること。やると決めるから、どうやるか考えられるようになり、前向きになれる。だから改善策がうまれ、楽しくなってくるのでしょう。その第一歩はまずはメンタリティーから。
無駄じゃないからいっしょにがんばろう
「頑張ったって無理、無駄な努力はしたくない。」気持ちはわかります。人は誰しも限界というものがあります。時間が有限であればそれはしょうがないことです。(そうじゃないよ、という話もあるんですが、それはまた今度。)明日までに英単語5万個はさすがに憶えられません。でも思うんです。みんなが思っている限界って、ほんとの自分の限界よりだいぶ下だなって。やり切るという経験を積み重ねることで自分のキャパ(容量)は確実に増えていきます。限界だと思っていたものが限界じゃなくなる瞬間があるのです。無茶しろ、といっているのではありませんよ。投げやりでなく、自分の現状をしっかり知り、受け容れた上で目標をめざしていきましょ。
面談で思いますが、レッツのみんなは自分の限界を越えようと必死で頑張っています。今回のセミナーがそんな頑張るみんなの背中を押してくれることを祈っています。新しい地平を切り拓くのはあなた達自身です。